「このクルアーンを遵守していよ」とは、つまりクルアーンの読誦を常日頃から行っておけということである。 「ムハンマドの魂がその手に委ねられているお方にかけて、まことにそれは足かせをつけられたラクダよりも、早く逃亡してしまうものなのかだから。」 「足かせ」とは、ラクダの足の真ん中にしばりつける紐のことであり、ここではクルアーンの暗記が足かせをつけられていても逃亡してしまうラクダにたとえられている。アッラーはそのお優しさゆえにクルアーンという偉大な恩恵を授けて下さったのだから、私たちはそれを日頃から遵守しなければならない。つまりそれを忘れてしまわないよう、毎日一定量を読むようにしておくべきである。自然と忘れてしまった者にお咎めはないが、それを暗記する恩恵を頂いていながら、なおざりにして忘れてしまった者に関しては、罰が下される恐れがある。それを心に留め続けられるよう、読誦に関心を払っていなければならない。また、クルアーンに則った行いにも注意を払う必要がある。それはクルアーンの暗記の保持につながるからである。