「あなた方の内で最善の者は、クルアーンを学び、教える者である。」これは、イスラーム共同体全体へと投げかけられた言葉である。最善の者とは、クルアーン学習、つまり他人からそれを学ぶこと、そしてクルアーン教授、つまり他人にそれを教えることという、2つの性質を備えた者である。なぜならクルアーンは最も高貴な学問だからである。ここでいう学習と教授は、文字上のものと、意味的なもの、いずれをも指す。たとえば前者のものとしては、人にクルアーン読誦を教えたり、暗記させたりすることが挙げられる。またクルアーンを暗記する者は、それを学習する者と見なされる。一方、後者のものとしては、クルアーンの意味の教授、つまり至高のアッラーの言葉の解釈を人に教えたり、クルアーン解釈学やそのルールについて教授することなどが挙げられる。