預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のこの言葉は、何かを吉凶と結びつける者、占いをする者、魔術を持ちいる者、そしてそれらの物事をしてもらう者に対する厳しい警告である。そして、それが大罪の1つであることを示唆している。なぜならこれらの物事には、アッラーの専有である不可知の事象に関する知識の主張が含まれ、信条と理性にとって有害なものが潜んでいるからである。ゆえにこれらの物事を信じた者は、これらの無知なことを否定し、理性をそのようなことから守るために下された神的啓示を否定したことになる。これには、手相占い、コーヒーカップ占い、人の幸不幸や運勢を星座と関連付けることなども、含まれる。アル=バガウィーとイブン・タイミーヤといった学者らは、アッラーフ(神秘的力により過去の謎を解くと主張する者)、占い師、星占い師、ランマール(地面上に線を描いたりして占う者)といった者たちについて説明しているが、総論としては、不可知の事象についての知識を主張する者は全て、占い師という名称で括るか、あるいはそれに準じる者だと言うことが可能である。占い師とは、悪魔たちの盗み聞きを利用しつつ、将来起こることを告げる者である。